久留米大学精神科病棟

                   
病棟医長 小路純央 病棟師長 庄山ゆきみ

当科病棟は、全国の大学病院に先駆け、平成12年7月から精神科急性期治療病棟の認可をうけている。つまり、入院患者の4割以上を3ケ月以内に自宅に退院させ、さらに3ヶ月以内の再入院は避けねばならない。この条件を満たしていくために、新入院患者ミーティング(COM)、心理教育ミーティング(PEM)、退院準備グループ(SSG)の集団療法の3本柱を確立させ、さらにデイケアへの橋渡しとなるデイケアリエゾンを実施するなど、さまざまな工夫を施している。回転が速いため、のべ入院患者数は多くなり、さまざまな疾患の患者を診ることが出来る。また、それぞれに専門の異なる指導医3人が病棟に常在し密な指導を行っており、臨床能力を得る場としてはお墨付きである。当院は、現在でも大学病院では唯一の急性期治療病棟である。

精神科の研修機関としても最高だと思います。 病棟医長